カワハギ釣り初心者からの脱出マニュアル Benzo式 カワハギ釣り方入門
カワハギ釣り初心者からの脱出マニュアル、『Benzo式 カワハギ釣り方入門』
カワハギ釣りをはじめたい!カワハギを釣ってみたい!
そんなあなたに送る、benzo式カワハギ釣り方入門指南をまとめてみた。
カワハギ初心者のかたは是非ご一読あれ。[カワハギ釣り入門、まだまだ加筆中です。]
食べて美味しい、釣って楽しいカワハギ釣り
このような白い個体が釣れる時は活性が高いと言われるが、個人的には砂地のパターンもありうる。
カワハギ釣り入門 目次
- ■ カワハギ釣り基礎知識
- ■ カワハギの特徴
- ■ カワハギの産卵、釣れる時期、釣るべきシーズン、カワハギの旬
- ■ カワハギが釣れる棚
- ■ カワハギ釣り場、ポイント
- ★ 竹岡沖
- ★ 剣崎沖
- ★ 城ヶ島沖
- ★ 金谷沖
- ■ カワハギ釣り、道具と仕掛を揃えよう
- ★ 竿
- ★ リール
- ★ 仕掛け
- ★ 自作仕掛け
- ★ 鈎・針
- ★ ウェア服装
- ★ クーラーBOX
- ■ 餌の考察、アサリ付け方
- ★ アサリ
- ★ イソメ
- ★ 得餌
- ■ カワハギの釣り方
- ★ 底トントン
- ★ タタキ
- ★ 弛ませ
- ★ タタキ弛ませ
- ★ 這わせ
- ★ ゼロテンション
- ★ 宙釣り
- ★ 聞き上げ
- ★ 誘い下げ
- ★ キャスト
- ★ カワハギの外道
- ■ カワハギ 釣り船・船宿
- ★ 船宿
- ■ カワハギの締め方・捌き方・調理
- ★ カワハギの締め方
- ★ カワハギの捌き方
カワハギ釣り基礎知識
カワハギの生態を知ろう
カワハギ・皮剥
英名:Thread-sail filefish
学名:Stephanolepis cirrhifer
フグ目、カワハギ科、カワハギ属、カワハギ
俗称:ハギ・マルハゲ・カワハゲ・バクチ・バクチウオ・メンボウ・ハゲ(紀州)・メイボ(山口県)・キュウロッポ(平戸市)・ゲバチロ(三浦半島西部)・フクリャーピー(沖縄)・チュンチュン(函館)
丈夫な皮におおわれた海水魚、美味な食用魚。
カワハギの特徴
全長は沖釣りサイズ平均で20cmほど最大でも35cm、巳之助丸、最高サイズが38.5cm。30.3cm超える大物を尺ハギと言う。
2012夏に堤防で釣ったカワハギ。小さい
カワハギの成長は1年で15cm、2年で20cm、3年で25cm、4〜5年で30cmと言われている35cmを超える超特大は年数というより、個体差。カワハギの大鵬を釣ったと思えばいい。
体は菱形で上下に平たい。背びれの第1条と腹びれは太く短いとげがある、このトゲはカワハギの急所になっており、ペンチなどで折ると即死する。オスは背びれの第2軟条は糸状に細く伸びるのでメスと区別できるが、個体によっては切れている物も多く、見た目だけでは分からない場合も多い。
体色は青灰色や褐色で、個体によって淡いまだら模様や黒っぽい縦じまが入る。活性が高い時や潮の流れが速いときは白っぽい個体が多く混じる。これはカワハギが動いている証拠。カワハギが岩場にいないので補色の茶色になっていないことを示す。
カワハギの口は小さいが、中には鋭く頑丈な歯がある。全身が丈夫でざらざらした皮におおわれるが、この皮は料理の時にすぐに剥がせることから和名の由来となっている。また英名のfilefishもやすりの意味であり、実際紙やすりの代わりに長い間日本ではカワハギの皮を使っていた。
カワハギは北海道以南から東シナ海まで分布しているが、太平洋側、南のほうが生息数が多い。水深50mより浅い砂底と岩礁が混じるような環境に生息する。昼に活動するが、夜は海藻などを口にくわえ、つかまって眠る習性がある。つまり、日が沈むと釣れない。
youtubeより、寝ているカワハギ
カワハギは食性は肉食性で、ゴカイ、クラゲ、貝類、ウニ、甲殻類など、さまざまな小動物を捕食する。最近ではエチゼンクラゲを集団で襲うことが判明し駆除に期待されている。
エチゼンクラゲが増殖した年にはカワハギも豊漁だったことから、捕食していることは確実視されている。
youtubeより、エチゼンクラゲ VS カワハギ
youtubeより、オーストラリアのカワハギ科の魚、タコをたこ殴りの動画。
カワハギは口に水を含んで砂地に勢いよく吹きつけ、砂にもぐった生物を巻き上げて捕食する。殻におおわれたカニや貝類なども、頑丈な歯で殻を噛み砕いて食べてしまう。
カワハギの産卵、釣れる時期、釣るべきシーズン、カワハギの旬
・一年中釣れるのが、カワハギ釣り。
一年中楽しめるカワハギ釣り。産卵期は5月中旬〜7月下旬で、砂底に産卵する。剣崎沖はこの時期(6月1日〜7月31日)自主禁漁にしている。幼魚は海藻の多い岩礁海岸などで成長する。夏、岸壁や堤防に幼魚が群れをなして泳いでいることがある。成長するにつれ岩礁の沖合いで生活するようになり、9月下旬ぐらいから岸から姿を確認しにくくなる。
youtubeより、カワハギの産卵
カワハギの成魚も夏場は岸壁から良く掛かる。千葉県富津の防波堤では夏に束釣り出来るほど釣れることがあるので、夏場のカワハギ釣りは陸っぱりで楽しんでも良い。東京湾にも多数ポイントがある各自探してください。
8月のカワハギ釣りに個人的に行っている場所は三浦半島、残念ながら20cm以上のサイズは期待できない。
また、手こぎボートで少しだけ沖に出ると結構まとまった数釣れることがあるので、乗合船以外でもいろいろな楽しみ方を実践できる。
12月〜翌2月までは絶対に沖釣りの方が釣果が良いので、陸っぱり釣行はオススメしない。
・カワハギが美味しい時期、貴重部位『肝』その旬は、、、
産卵後8月下旬くらいまでのメスの個体は痩せていて美味しくない。
また、肝も秋分を過ぎるまで水っぽい個体が多い。
身の旬は8月、9月と言われているが、肝が小さいので余りオススメ出来ない。
そう考えるとカワハギ釣りの一番いい時期は10月〜12月末。肝も時期的に最高に美味しい。経験から年明け〜3月上旬は数が伸びない。4月少し良くなる時期もあるのでオススメだが肝が小さい。
・結論は繁殖期は避け、10月〜12月に行くのがベスト。
カワハギが釣れる棚
・カワハギ釣り!基本は底と思って良い。
カワハギ釣りの基本は底。仕掛も底からの釣り方を基本に作られている。経験上も釣れる魚の大半は底。そもそも、カワハギは砂地の中からエサを探すので、底にいる魚である。釣り始めは底から探って行く方が効率が良い。
・底から50cm以内が基本。しかしカワハギが浮いているときは2m以上で釣れることも。
しかしここ5〜6年、宙の釣りがもてはやされている。宙とはオモリを海底から離した状態で、竿にオモリの負荷が完全に架かった状態での釣り。昔から名人は行っていたカワハギ釣り釣法だったが、ロッドの性能が上がり、一般の人も楽しめる様になった。海底からオモリを離した状態を『オモリを切る』と言う。
カワハギが浮いているパターンが広く知れ渡ったため
リールを少し巻いて釣る釣法が確立された。
では何時、魚が浮くのか?
・底が荒れている時。
・地形的要素。
・底に沢山カワハギや他の魚がいるとき。
・何となく
こんな感じだと思う。
底を中心に臨機応変に底から2m以内を探ると良い。
また、底で外道ばかりが掛かる時は少しオモリを切って外道を外すのも、一つのテクニック。
youtubeより、若干浮いてるカワハギ映像。こんだけ魚がいる。カワハギ釣りが釣れないのは釣り人の技量。
youtubeより、カワハギ釣り基本の底
カワハギ釣りポイント
代表的なカワハギ釣りポイント
★ 竹岡沖
夏場8m〜15m、冬場15m〜25m
カワハギ釣りと言えば横須賀久比里の船宿。山下、巳之助、山天の御三家。通年でカワハギ釣りをはじめたのは「山下丸」。久比里船宿がホームにしているのが竹岡沖。竹岡に向かうのは鴨居大室や湾奧、羽田の船宿も来るし、もちろん千葉からも来る。
竹岡沖は実は千葉。神奈川から浦賀水道を超えて千葉沖で釣りをしていることになる。千葉富津竹岡真沖から浦賀水道まで一帯がポイント。海底は大きな瀬になっていてカワハギが溜まりやすい地形になっている。浅場は岩礁域を狙うので根掛かりに注意したい。
釣れる魚は中小型がおおいので、数釣りを目指す場合は小型を仕留める戦略が必要になる。
岩礁域には30cmを超える大物が釣れる場合もある。
個人的には一番混む10月〜12月は久比里には絶対に行かない、なぜなら混みすぎてお祭りして、カワハギの釣果が落ちるし、一人に対するカワハギの配分が減るからである、行くなら平日がオススメである。
Benzoのカワハギ釣り、竹岡沖ページへ
★ 剣崎沖
夏場15m〜20m、冬場25m〜40m
個人的に好きな釣り場の剣崎沖、一番の魅力はカワハギの味。内房、三浦、相模湾と食べ比べると圧倒的に剣崎のカワハギが美味い。『竹岡ブランド』と言われ竹岡沖が一番美味しいとよく言われるが、剣崎の方が個人的には身も肝も美味い。
少し深めの水深と潮の流れ強い剣崎で育ったカワハギは身が締まり、魚体も厚く筋肉質、臭みも少ない。
深めと言うことで、良い型が揃いやすくワッペンは少ない。松輪の船頭が『漁師は目方』と言っていた意味がよく分かる漁場。
剣崎の釣り方のポイントはやっぱり、宙を攻めること。2m〜3mとか高い層ではなく、15cm〜50cmくらい。
オモリを切らない釣り方は結構な確立で根掛かりする。
カワハギ釣りに行き、根掛かりしまくって仕掛が無くなった人が、隣で釣っていたことがあるが、話を聞くとキャスト&ズル引きの釣り方をしていたそうだ。
広範囲を探るキャストはしても良いが、ズル引きは御法度。
キャストして、オモリを切り、イメージとしては底をオモリが『ぴょんぴょん』と根歩きしながら、
手前に仕掛を寄せる感じで、釣るとロストしにくい。
底を釣りたいならゼロテンションを中心に攻めて行くことをオススメする。
竹岡沖とは違い、岩礁が多く根歩きしないと、オモリを平気で五個〜七個とかロストするのが特徴。
深場はキャストしても有効では無くなるので、投げて釣果が伸びた経験は少ない。
剣崎=深い&根と覚えておくと良い。
初心者はゼロテンションを基準に、根歩きして釣るといい。
松輪は毎日のようにタイ船、五目船、ワラサ船が出船して、大量のコマセが撒かれている。
開始直後は良く釣れるが10時くらいから釣れなくなるのがいつものパターン、カワハギがコマセエビの残骸も食べていて、満腹になるのだ。
その証拠に帰宅し、カワハギを捌くと、大量のエビコマセが、パンパンに胃の中に残っていることがある。やはり、食べている、竹岡沖で釣ったカワハギの胃残留物では見たこのない光景である。
午後になってくると、更にカワハギが釣り餌に反応しにくくなる。
カワハギ船より少し早めに、コマセを撒く釣り船が沖上がりし始めたら、カワハギにアタリが戻って来る事が多々あるので、諦めず、後半巻き返す忍耐力も必要。
また、松輪の船宿は港をすぐ出たところを探る事も多い。
さらに根がキツイので注意して釣りたい。
Benzoのカワハギ釣り、剣崎沖ページへ
★ 城ヶ島沖
夏場15m〜20m、冬場25m〜35m
城ヶ島沖は剣崎沖からの延長のような感じだが、もう少し根がキツイ場所をやる事が多い。
オモリロストも結構多い。
しかし、大型船で乗合船全員に平等にカワハギ釣りを楽しんでもらうポイントは比較的攻めやすいので、安心したい。
基本的に剣崎の予備として、城ヶ島沖は攻めるので、
どの船宿でも、8:2で剣崎に行く。
手漕ぎやマイボートなどでポイントを見つけることができれば、簡単に沢山釣ることができるだろう。
大型のカワハギも潜んでいるので良い型を期待したい。
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★ 金谷沖
夏場10m〜15m、冬場15m〜25m
金谷沖のポイントで有名なのがジャングルジム。作られた魚礁に多くのカワハギ釣りができる好ポイント。根掛かりしやすいのでゼロテンション、宙などを組み合わせてトラブルを避けたい。這わせの釣り方は根掛かりしまくるので、キャスト、弛ませは最悪。特にキャストはしないで竿下を釣りたい。
また、ジャングルジムの楽しみが大型。出やすいので、掛かったら横に走られないよう上に引きずり出そう。大型狙いなら強くて大きめのハリを使おう。
傾向として金谷は食いが荒く、小型のワッペンが多く混ざるとすぐにツンツルテンになっているときが多いので、待ちの間隔を短めにして、空合わせを多めに入れて対応してカワハギ釣りをしたい。
Benzoのカワハギ釣り、金谷沖ページへ
カワハギ釣り、道具と仕掛を揃えよう
カワハギ釣りに行く!最小限これだけは揃えよう
★ 竿 [カワハギ釣りに最適なロッド]
カワハギ釣りの中で一番特徴的な道具、竿。
カワハギ竿は基本的に極先調子を使う。それはカワハギの捕食と関係している。
カワハギはエサのアサリを吸ったり、吐いたりして食べる。アタリが非常に小さい。
柔らかい竿だと喰っているか?いないのか?全く分からない。
しかし、胴が硬く穂先だけ適度に柔らかい9:1調子 〜 8:2調子の竿だと、
魚が補食している『アタリ』が非常に分かりやすい。
結論から言うと、釣りたければとにかくカワハギ釣り専用竿を買うこと!
私もカワハギ釣りを始めた頃はジグロッド、釣友はキス竿で臨んだが釣果はボコボコ。
一様は釣れるが『釣れる』であって『釣る』釣りではなかった、いわゆるまぐれ。
全然釣れない悔しさから、翌週も釣りに行き、その時横横佐原ICの近くにある釣具屋で
中古のカワハギ竿を購入。
初代MYカワハギロッド、ダイワの『アナリスターカワハギ185S』!
今でも価格を憶えている1万ジャスト!
やはり釣果も劇的に良くなり、
『カワハギ釣れる』から『カワハギ釣り』にようやくなり、
『掛ける』意味がようやく分かった。
しかし、一ヶ月後にシマノから新販売された「バイオインパクトカワハギ」を買う事に、、、何故って?「もっとアタリを察知したいから!」当時実売三万オーバーだったので、確実に一段レベルが上がった。その時思ったのは「早く買えば良かった。」よく言いますよね、良い道具を使うと上達が早いって、まさにカワハギ釣りは、そのまんま。良い道具だとドンドンうまくなります。
今から入門する人には、実売2万円後半の高感度ロッドをやっぱり買って欲しい。これが私からのアドバイス。茨の道をわざわざ行くことはない!
中途半端に安いとアタリも分からないまま、「カワハギ釣りは難しい」と言ってやめてしまう。それではもったいない。高い竿なら途中でやめても、ヤフオクで売れば高い値段で売れるので心配無用。
カワハギ釣りがある程度上手くなってきて竿頭を取るようになって以降、自分より上手い人は全員、カワハギ専用竿を使っている。つまりカワハギ専用竿を使えばある程度釣る人と同じ土俵で戦えますし、頑固に万能ロッドで釣っても釣果は一向に上がりません。
カワハギ釣り初心者が買ってはいけない竿は、シリーズの中で一番硬い竿!
ダイワのレンジマスター、シマノではHHがつく竿、がまかつでは硬調など。
感度が非常に良く、カワハギ釣り上級者には使っている人も多いが、初心者には不向き。しなやかさ無いので鈎が掛かった後、カワハギの暴れる勢いを竿で吸収仕切れず、バラシが多くなり、釣果が伸びない。掛かった後のやり取りに慣れるまでは、チャレンジしない方が無難。バラシがあまりに多くて使わなくなる人も多数、玄人好み。
じゃあ、具体的に薦める各社、竿一本!(2013年8月現状)
● ダイワ『メタリア カワハギ MH-175 実売2万7500円位。
● がまかつ 閃迅(センジン) カワハギ [極先調子 180] 実売2万8000円位。
● シマノ ステファーノCI4+ MH175 実売3万円位
いずれか!
ダイワの極鋭シリーズも良いのだけど、値段が実売4万近い、カワハギ釣り初心者にはコストパフォーマンスがイマイチだったが、カワハギ釣り初心者にもオススメ出来る一本が今年のダイワにはある!
『ダイワ『メタリア カワハギ MH175』店頭でも触ったけどこいつは本当に良い一本、MHでも良い!
カワハギ釣り初心者だけでなく、普通に使える竿。極鋭との差が無いくらい良くできている。ガイドとかいろいろは極鋭が上だけど、こっちの方が絶対お買い得。
オススメの三本は上級者になっても全然通用するし、むしろカワハギ釣り上級者でも買う銘竿。
コストパフォーマンスが高く、5万前後の高級竿と同等の性能であるのを選んだ。
Amazonでダイワ(Daiwa) メタリア カワハギ M-175 920599
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2013発売の新機種。MHとMの二種類あるが好みで選らんで良い一本。このクラスでワンピースロッドであるのは◎!メタルトップ搭載で68gの軽量は凄すぎる。ステファーノCI4+を超える軽さを実現してきた渾身の一本。極鋭AIRよりコストパフォーマンスは圧倒的に上、カワハギ釣り初心者でけでなく普通に欲しい一本。個人的には極鋭AIR買うよりこっちの方が良いと思う。自分がカワハギ釣り初心者なら間違えなく買う!
Amazonでがまかつ がま船 閃迅カワハギ 極先調子 1.8m最安値を探す
2012シマノステファーノグランプリで優勝した、がまかつテスターさんが使っていたのが『がまかつ 閃迅』。触った感じ適度なコシがあって、非常に良い、結構ロングセラーで評判が高い。極先調子は非常にコントロールしやすく良い竿だと思う。それと値段!この値段でこの品質は他社には無いロッド。全てにおいてバランスが良い。
[硬調]は薦めない。初心者には硬すぎるので、硬過ぎるロッドはバラしやすく、うねりが強いときに不利、カワハギ釣り上級者はうねりもロッドワークで吸収して、硬い竿の特性を生かして掛ける。
Amazonでシマノ(SHIMANO) ステファーノ CI4+ MH175 244802最安値を探す
シマノ ステファーノCI4+ MH175 はとにかくグリップが持ちやすい。
竿の調子も王道のカワハギロッド。バランスが非常に良くて軽い69g。
感度も非常に良い!私としてはこのロッドでカワハギ釣りを始める事のできる初心者が凄く羨ましい。閃迅よりプラス5000円出せるなら、こっちが買い!5000円以上の価値はある。
上級でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる竿、使ってる人も昨年から急増!
このいずれかを使ってッ抜け(10枚釣る)を目標にまずは精進する事をオススメする。
お金に糸目は付けない方、竿選びを悩みたい人はこちら、、
カワハギ 竿・ロッド。詳しい竿一覧
★ リール [カワハギ釣りに必要なリール性能]
リールははっきり言ってどれでも良いと思う、
スムーズに巻き上がれば、お好きなモノでOK!
海水対応でPEライン1号を最低100m巻ければ良い。
だがやっぱりオススメはある。
リールはシマノが国内では良い商品を出している。カワハギ釣りの聖地久比里に行くと分かるがリールは結構シマノを使っている人が多い。竿はまちまちだが、リールは贔屓目無しでやっぱりシマノが良い。
ルアーほど頻繁にキャストしないカワハギ仕掛、もちろん昔よりはキャストの回数は増えたがそれほどプライオリティーは高くない。
カワハギ釣りに適したリール選びで重要な項目を三つ挙げたい。
・巻き上げスピード
巻き上げスピードが速いと、仕掛の回収速度も上がり、投入回収も増える。つまり釣果が伸びる。
・ダブルハンドル
シングルハンドルだと、掛かった後にもたつく事がある。なのでダブルハンドルで素早く対応できると非常に良い。
・軽さ
金属削りだし丸型のリールも格好良いと思うが、一日中誘いを続けるカワハギ釣り。軽いリールは後半疲れない。これはかなり重要。
カワハギ釣り、初心者なら現状一択!(2015年8月)
● シマノ ステファーノCI4+ 200(右) or 201(左) 実売17,800円位
シマノ(SHIMANO) ステファーノ CI4+ 200(右) 029973
シマノ(SHIMANO) ステファーノ CI4+ 201(左) 029980
シマノ ステファーノCI4+ 200(201)唯一無二のカワハギ釣り専用、お買い得リール。
まずこのリール、ギア比 7.1:1 というとてつもない巻き上げ性能。ハンドル1回転あたり最長76cm、巻き上げはやっぱりアドバンテージ。
ダブルハンドルも握りやすく、さらに自重:160g。言うことない。
個人的にはこの上位機種を使っているが、これでも全く問題ない、むしろギア比はこちらの方が上、カワハギ釣りはもちろん、他の釣りにも長く付き合える素晴らしいリールである。値段も手頃で買いやすい。
驚くのはサイズ!
非常に小さく、包み込むように持てるこのリールは非常に使いやすい。
また、シマノのリールは非常に信頼性が高いし、
巻き心地がシルキーでスムーズ。
上位機種だけでなくエントリー機種、中級の機種も手抜きが無くしっかりと作り込まれている。
余計な機構もないので、壊れにくい。釣友と長い間いろいろなメーカーを使用した結果から、他社はクラッチ故障が多い。同じようにメンテナンスしながら使ってもトラブルはシマノは少ないと実感している。
自分でオーバーホールするので、中のパーツをよく見るとギア一つ一つの仕上がりが高クオリティ。修理のパーツも良心的な値段で、道具を大切に使いたい私としてはシマノになる。
シマノは左巻きも最初からしっかり設計されている。他社と比較してもらえば、シマノのリールの良さが分かる。
竿同様、私を人柱にして、つぶしの利く、良い道具を揃えてください。
リールはなかなか買い換えないアイテムの一つ、個人的には最上位のリール買って長く使った方がお得なのでカワハギ釣り以外でも使えるリールを買っても損は無いと思う。
☆右巻き?左巻き?
初心者は包丁を持つ手に、竿を持って、右巻きか?左巻きか?決めると良い。
右に竿を持つなら左巻き ステファーノCI4+なら 201。
左に竿を持つなら右巻き ステファーノCI4+なら 200。
こんな感じだ、
右利きにとって左巻き「巻き上げにくい」との意見もあるが慣れれば巻けるようになる。
初心者の段階から利き手に、竿を持つようにすると後々、投入、叩き、巻き上げと一連の作業がとてもスムーズにできる。右手で操作して左手に持ち替え巻き上げるこんな事をしていたらバラす回数が増えてしまう。力のない女性だと、大物外道が掛かった時に、持ち替える間に、竿ごと海ポチャなんて言う悲劇もある。
利き手の方が力もあるので、フッキングしやすい。
どうしても右巻きなら、左手で竿を操作して、絶対に持ち替えないほうが良い。
リールまとめ記事:カワハギに最適なオススメリール、初心者に一押しはカワハギ リールはこれ
★ 仕掛け [カワハギ釣りの仕掛け、極秘部分]
仕掛けは極秘部分なので結構秘密にしているつり人は多い。
マグロの漁師などはテレビ取材でモザイクを掛ける程、その人が蓄積してきた個性がもろに出るからだ。
では初心者はどうするか?
もし作るのなら、丸ごとコピーしよう。仕掛けには著作権がないから安心です!
以下に基本的な仕掛けを記載するので、これを元に作って欲しい。
リールに巻く糸はPE1号もしくは0.8号
PEについてはこちらに詳しく→ カワハギに最適なPEラインは?
必要なモノ幹糸:基本3号程度、4号、2号の人もいます。
ハリス止め:幹糸の号数に合わせて買いましょう。
スナップ、スナップ付きヨリモドシ
こんだけ!
あとは市販の仕掛けを買って結び方等を模倣するのが早いです。
市販の良い仕掛けいっぱいあります。
私の知っている名人は仕掛けは市販、アサリは剥いたことがありません。
彼曰く「関係無い」とのこと
変にこだわるより、シンプルな仕掛けの方が釣果が伸びます。
作るのが面倒な人は以下にオススメを記載するのでこれを3つ程度持って行くこと。
鉄板一押し!
ダイワの快適シリーズのこれ、かなり理想の仕掛け。良く出来てる。枝間もベーシック。
自動ハリス止めの遊びもキッチリ調整されていて、作るの嫌ならこれを買うべし。
スナップが少し大きいが、問題ない。
ササメの仕掛け、
ハリスの長さとハリス止めビーズのチョイス
付いている鈎がイマイチだけど、実釣に問題なし。
何処のメーカーか分からないが
ハリス止めビーズの遊びが大きいのはオススメしない。
市販の仕掛け全体言える事なのだが、
スナップの強度が全体に強すぎる様な気がします。
25〜30号のオモリだけを付けるのに、オーバースペックのモノが多い。
■集器は必要か?否か?
最近では集器を付けないでゴム張りオモリのみの人も多いですが、釣りのスタイルによっては私は付けます。
宙の釣りをするときはゴム張りオモリ、叩き弛ませメインの時は自作ピラピラ集器です。
集器はラインが太く竿の感度が悪かった20年前に発明されたモノ、
中オモリ的なモノで、感度を上げる為に中間に付け、その振動を竿や手に伝えるモノでした。
しかし、今はラインも細く潮の影響を受けにくい、竿は軽く感度向上。
本来の役目は終え、魚の興味を引かせたり、仕掛けを這わせる道具に進化しました。
今は自分の釣法に合わせて付ける道具です。
なので付けるも付けないも個人の自由ですが、何故付けるのか以下に説明します。
● 叩きの時に仕掛けが大きく揺れる。
● 弛ませの時、キレイに這わせることが出来る。
● 少し弛ませて、エサをカワハギに吸い込みやすく出来る
など、アクションが増えるので使い分けて使ってみてください。
Benzo 自作ピラピラ集器
私のこだわりのピラピラ集器は自作。でステンレス板を切って削りアナをあけて自作。2cm×3cmにステンレス板を切りドリルで穴をあけ、ヤスリで面取をします。厚みは0.3mm〜0.5mm。完成した板をスナップで繋ぎます。恐らく一生分のステンレス板があると思います。これが結構減らないのです。
自作した分、大切に使うからです。
仕掛けを自作すると釣りに対する考え方が深くなり、新しい釣法などを思いつくことが多いのである程度自作することをオススメします。
★ 自作仕掛け
カワハギの仕掛けを作るのに必要な素材と工具を紹介します。
■ 準備するもの
・素材
ライン フロロカーボン
スナップ
スナップ付きサルカン:スイベル
自動ハリス止め
・工具
千枚通し
ハサミ
定規
以上。結構簡単につくれますので、釣具屋で揃えましょう。
●ライン フロロカーボン
フロロカーボンのライン2号〜4号。3号が主流。細ければ水切れが良くなって感度が上がるが、後半に出る自動ハリス止めとの兼ね合いや根ズレに対する強度の問題もあるので適切なラインを使おう。高級ラインもあるが感度的にはさして変わらないのが結論。リーズナブルなもので良し。
●スナップ
●スナップ付きサルカン
スナップ2号、スナップ付きサルカンはスナップが同じ大きさのもの、今回は5号。スナップはキャストする時にオモリの重みでスナップが開いたり壊れたりしないものをチョイス。プレーンなスナップだとキャストしたときにスナップが開いてしまうので、写真のようなスナップやロック出来るものがオススメ。あまり強度を持たせても根掛かりしたときにPEラインから切れてしまうと強度が強すぎるので、ある程度壊れる強度を選ぶこと。
●自動ハリス止め
自動ハリス止め、カワハギ仕掛けの特徴。商品名は様々で色々な形状がサイズがある。ラインとの適合サイズを調べて選ぼう。大きすぎてガバガバにならないように注意したい。
●工具類
基本なんでも良い。ハサミ、定規、千枚通し、木の板は千枚通しのを固定するのに使ったりするが無しでもOK。カワハギ仕掛けだけで無く、千枚通しはキッチリ仕掛けを作る上であると便利。
カワハギ自作仕掛け 実践早速作ってみよう!
まずは設計。ものを作る時なんでも同じですがある程度設計をすると簡単にできますので、仕掛けの設計をします。
今回作るのは王道の仕掛け。いろいろなメーカーが出している所謂『カワハギ仕掛け』が以下。
仕掛けの間隔は下から6cm、10cm、15cm、45cm。
早速制作開始。
■ラインカット
先に使用する長さのラインをカットする。6cm、10cm、15cm、45cmで仕掛けの全長は76cm。プラスゆとり分10cm足して、86cmでカット。
■オモリ側スナップサルカン付け
次ぎにオモリ側のスナップサルカンを付けます。結び方は『ユニノット』もしくは『クリンチノット』
●ユニノットはこんな感じで結びます
ラインカットは大体5mm程度残して切ること、1mm程度で切るとノットが解ける場合があるので注意。引っ張って解けなければOK。
■自動ハリス止め装着
6cmを正確に測ります。
八の字結びでコブを作ります。6cmの位置がずれない様にするのがコツです。
・八の字結び
自動ハリス止め通します
同じ要領で八の字結びでコブを作りますがここで千枚通しを入れます。
締め上げる時にコブが自動ハリス止めの近くに出来るように、引っ張ります。
締め上げながらコブを自動ハリス止めに近づけコブの位置をしっかり決めます。これでガバガバでない自動ハリス止めを設置できました。
自動ハリス止め、両サイドのコブがしっかりできました。指で弾いてクルクル回ればOK。
同じ要領で残り二つを付け、最後にオモリ側と同じ要領でスナップを付ければ完成です。
カハワギ仕掛けの作り方
★ 鈎・針 [カワハギ釣り鈎、魚とのコンタクト最重要なのは鈎]
鈎はどの釣りでも非常に大切な道具である。
釣り歴の浅い人ほど、その選択を疎かにしがちなのが鈎だと思う。カワハギ釣りで鈎の選ぶポイントは『吸い込み易い、吐きにくい、刺さり易い』この3点。
シーバスのようにフックした後、激しく暴れることは少ないので、現在売られているカワハギ釣り用の鈎は十中八九、ルアーなどは違い『半スレ』。つまり返しが浅く、フッキング後やり取りは考慮されていない。
逆にこれが意味していることは、カワハギの口が鈎の刺さりにくい形状であることに他ならない。
ハゲ鈎だけだったカワハギ釣り。鈎に革命が起きたのは10年位前、ダイワの「スピード」が登場した時がターニングポイント。ヤマメ用の渓流鈎を改良した鈎を、ダイワが売り出したことで、釣り方に合わせた鈎選びが一般に広まった、現在販売されているが、『ハゲ鈎』と『早掛け(スピード)』の2種類が基本になっている。
● ハゲ鈎系
カワハギ釣りと言えば『ハゲ鈎』ハゲとはカワハギのことで、先人が編み出したカワハギ専用鈎である。
先の曲がった形状はカワハギの捕食スタイルにあわせ進化し、鈎が少し開いて、先端が内側に極端に曲がっている。現在のハゲ鈎は平打ちがされているのがほとんどで、硬く強い。
他の魚は餌を飲み込むが、カワハギはエサを吸ったり吐いたり。吐くと言う動作はカワハギ独特の捕食動作、この特徴に合わせて作られたのがハゲ鈎。吐き出すときにカワハギの口に掛かりやすい形状である。
一見大きい様に見えるが、4.5号でもワッペンが普通に掛かるので、問題ない。
この鈎こそが一番使えるカワハギ鈎であり、一番使われているカワハギ鈎でもある、
これこそが『マルチ』であり、どんな釣り方にもフィットできる基本中の基本鈎。
ダイワ『フック』3.0号, 4.0号, 5.0号
ダイワ『パワーフック』4.5号, 5.0号, 5.5号
ダイワ『ワイドフック』3.5号, 4.5号
ダイワ『パワーワイドフック』4.0号, 5.0号
がまかつ『競技カワハギ 速攻』3.5号, 4.0号, 4.5号, 5.0号, 5.5号
シマノ『攻掛』4.0号, 4.5号, 5.0号
ササメ『アスリートカワハギ』4.0号, 4.5号, 5.0号, 6.0号
オーナー『喰わせハゲ』4.0号, 5.0号, 6.0号
しげき鈎
など、
● 早掛け系
現在、『ハゲ鈎』と人気を二分する鈎『早掛け系』。この鈎を使うときのポイントは這わせる釣りの時に有効だと感じている。
宙の釣り時、カワハギの捕食体勢と鈎が噛み合わない。この鈎は吸い込みを重視しているので、吸い込みの体勢を作りにくい宙では向かない。
オモリを付けて軽く這わせた時に非常に吸い込みが良いので、バッチリ合わせられて釣果伸びやすい。底にカワハギの集まっている時、この鈎は頼りになる。
ダイワ『スピード』7.0号, 7.5号, 8.0号
ダイワ『パワースピード』7.0号, 7.5号, 8.0号, 8.5号
がまかつ『競技カワハギ くわせ』4.5号, 5.0号, 5.5号
シマノ『ノセ掛』7.0号, 8.0号, 9.0号
ササメ『アスリートカワハギ Swift』7.0号, 7.5号, 8.0号
オーナー『攻め剥ぎ』4.0号, 5.0号, 6.0号
など
● 丸セイゴ系
丸セイゴ鈎、個人的には使わなくても良い鈎と感じている。実戦で何度か使ったがはっきり言って釣果は全く伸びない。何度使ってもハゲ鈎や早掛けには敵わない。実釣する度に合ってないと実感。現在は一本も手元にない。
鈎の向いている方向が軸に限りなく平行に近い。タイミングを合わせれば掛けられるが、掛けるモメントが短すぎるので圧倒的に不利、すっぽ抜ける感じになる。この形状が気になるなら、形状近い早掛けを使うべきだと思う。アドバイスとしては、考えなくて良い鈎。
大会でも誰も使っていないと思うし、周りで愛用しているベテランは知る限り、内房の名人約一名、その人の釣り方は完全ハワセ釣りだった。
カワハギの投げ釣りではよく使われる鈎なので、砂地這わせ前提で考えた方が良いと思う。
ダイワ『マルチ』6.0号, 6.5号, 7.0号, 8.0号
ダイワ『パワーマルチ』8.0号, 9.0号, 10.0号, 12.0号
● いま一押しの鈎、結局初心者は何を使えば良いのか?
各メーカーが鎬を削り開発された鈎、現状市販されているカワハギ鈎は9割9分使ったと思う。
その結果現状、個人的には、
がまかつ『競技カワハギ 速攻』4.5号
がまかつ『競技カワハギ くわせ』5.0号。
がまかつを使っている。
ナノスムースで刺さりが良いし、実釣重ねた結果、がまかつが一番使い易く、釣果も良い。もちろん宙釣りとはわせで、しっかり使い分けることが前提。
いろいろな鈎を使ってきたが、現状公平に見て鈎先の強度はがまかつ、よって今はがまかつユーザ。
カワハギを掛けたら丸ごと交換するが、根掛かり、外道などカワハギが釣れるまでに鈎先が痛む確率があることを考えると、がまかつの鈎は硬く強い。
がまかつの鈎にも問題点はある。鈎掛かりのしやすいスムースコートとの引き替えに、大型が掛かるとすっぽ抜けが発生しやすい、チモト部分にアロンアルファを染みこませるなど対策を施した方が良い。
ダイワのサクサスしかり、ナノスムースもアサリの相性が良くない。滑りが良いので餌付けをしっかりしないといけない、ベロへの縫い付けを確実にしたい。付け方が甘いとツルリとカワハギに餌を喰われてしまう。
がまかつの鈎は、鈎の鋭さを確認するときに鈎先を手で触ると、モチモチした感じがするのだが、他のメーカの鈎は鋭いが『掛かる』と言うよりは『貫く』に焦点絞られている感じがしている。これは釣りのスタイルで別れるが、初心者にもがまかつ鈎は使い易い。
長所、短所を総合的に考慮して、鈎の老舗がまかつの鈎は素晴らしいと現時点では思っている。
無論他社も良い鈎があるので、試してジャストマッチするカワハギ鈎を探すのも面白い。
シマノの鈎も今季出たばっかりなので試してみたい、釣果が上がったら無論乗り換える。
実釣して一番釣れるものを使うのが、釣果アップの近道。
● カワハギ鈎の交換はこまめに、
カワハギ釣りを始めた頃はよく分かっていなかったので、鈎をあまり変えずに結構釣っていたが、今じゃ、湯水のようにバンバン鈎は交換している。エサだけ取られる縁起の悪い鈎も「なんか掛からない」と思ったら躊躇なく交換。もったいない根性で換えないと、釣果が伸びず、さらにもったいない事になるので、ビシバシ換えましょう!
★ ウェア服装 [カワハギ船釣りに最適なウェア服装]
● 救命胴衣・ライフジャケット
シマノ(SHIMANO) ラフトエアジャケット (膨張式救命具) VF-051K ブラック 748997
カワハギ釣り以外の海釣りでも使えるライジャケ。どのブランドもOEMで中身は一緒。お好きなものをどうぞ。
カワハギ釣りで命は落としたくない、冬の海は冷たいので船から落ちたら、体が動かず沈む。
持っていない人は船宿で借りたほうが良い。お客全員に着せるまじめな船宿もある。大人は義務ではないので、付けない人も勿論います。
買っても1万5千円程度、自分の命をその値段で守れるなら安い。
● 長靴
[モンベル] mont-bell パンタナルブーツMen’s 1129252 KH (カーキ/27.0)
モンベルのパンタナルブーツ。滑りにくいレインブーツとして有名。カワハギの乗合船はスパイク禁止が普通なので、絶対にゴム底の長靴で乗船してくださいね。
カワハギ船釣りは足下に循環といって汲み上げた海水が出る。なので必ず履くこと、寒い時期忘れると酷い目にあう。船宿で貸してもらえる場合もあるが、ほぼ無いので持参すること。夏場はサンダルでも良いが、鈎が刺さったり結構危ないので個人的には暑くても長靴を履いて乗船する。
● レインウエア・カッパの類
ゴアテックスレインスーツオススメ
カワハギ釣り以外でも使えるものが、個人的にはオススメ。
雨が降っていなくて海水をかぶる。
沖に出て風が強いときウィンドブレーカーとしての役目もある。スノーボードのウエアでもOK。
とにかくおしりが濡れるので、下半身も必ず着用のこと。
良い物がほしいなら、ゴアテックスのウェアだったら何でも問題ない。アイガー北壁に登る訳ではないので、ゴアテックスの生地はWLゴア&アソシエイツ社が一括生産してるからどれを買っても一緒。
● 手袋
シマノ(SHIMANO) クロロプレンEXSフィンガー3カットグローブ GL-061M L ブラック
カワハギ釣りは餌付けが肝心。指が自由な手袋がベスト。さすがに釣り具メーカーの手袋が高機能。
寒いので付けた方良いときもあるが、カワハギ釣りは基本エサ付けなど手を洗うシーンが多いので、毛糸の手袋だと大変苦痛。手が寒がりの人は専用の手袋を購入した方が無難。ちなみに私は真冬でも素手。手首に小さめのカイロを付けている。動脈を温めるとそれほど寒くないととある船宿の船頭に聞いたのでそうしてる。凄く寒い時は、手に直接カイロを貼っている。肌が弱いひとは止めた方が良い。
● インナー
(パタゴニア)Patagonia M’s Classic Retro-X Vest [NHG] メンズ クラシック レトロX ベスト XSサイズ
パタゴニアフリースは定番、カワハギ釣り以外でも使えるアイテム。
季節にあった物を着る、夏でも日焼けで焼けると痛いので、個人的には長袖。コットン製だと濡れたとき体が冷えるので、化繊で出来ているドライのスポーツウェアがオススメ。
カワハギは冬場、脱ぐのは簡単にできるので、メチャクチャ着こんだ方がいい。スウェットでもフリースでも厚着するといい。
★ クーラーBOX [カワハギ釣りに丁度良い、クーラーBOXサイズとは]
シマノ(SHIMANO) フィクセル プレミアム 220 ZF-022H アイスホワイト
初心者なら小さめでOKだけど、氷とカワハギをいれると最低12Lは必要。
私は13リットルを使用、もの凄い釣果になっても必要な枚数しか持って帰らないのでこのサイズ。13Lだと30枚カワハギを釣ると一杯になる。
大きすぎるのは魚が冷えにくいのでよろしくない。重要なのは氷と釣った魚のバランス、大きくても22L位。4人で40Lとか友達と使ってもいい。
個人的には22リットルがベストだと思う。飲み物も入るし、今使っているクーラーBOXが壊れたら22リットルに買い換える予定だが、何時のことになるか?乱暴に扱っているが壊れる気配がない。それほどクーラーBOXは長持ちするので、カワハギ釣り以外でも使える一番良い物を買うと良い。
カワハギ釣り、餌、アサリ付け方
カワハギを釣る前に釣れるようにする餌チョイス。
乗合船でのカワハギ釣り、標準の釣り餌といえばアサリ、その付け方も釣りの根幹に関わる重要なファクター。餌付けで釣果が決まると言って良い程、餌付けには少しコツがあるが憶えれば誰でも出来るのでご安心を。
★ カワハギ釣りのグローバルスタンダード餌、それがアサリ
カワハギ釣りの定番、アサリ。問屋で仕入れればキロ600円〜800円程度で買える。
カワハギ釣りと言ったら、アサリ。通常アサリのムキ身を餌として使うのがカワハギ釣り。カワハギ釣りの聖地、久比里では何処の船宿もムキ身も新鮮で安心して使える。初心者はムキ身を買おう。
こだわりの人たちはアサリを殻付きを購入して自分で剥くが、初心者は釣行当日剥く場合は二時間前には船宿に到着して向き始めた方が良い。ベテランクラスの人たちは30分ほどで、たらい一杯のアサリを全て剥く。
極めたい人は剥くと良いが、船宿で好釣果を出す人でも剥いたことがない人もいるので、大会で優勝したい人以外はムキ身で十分だと思う。
しかし、新鮮なアサリだけ食べる事が多々あるので、剥けるようにしておくといざという時、便利。
親友がカワハギを水槽で飼っていたことがあったのですが、やっぱり新鮮な餌から食べるとのこと、塩漬けには見向きもせず、数時間放置した塩漬けアサリを渋々食べる時もあったらしい。カワハギは意外にグルメなのだ。
また使うアサリはワタの部分がふっくらした物は避け小ぶりのものがよい。ふっくらした物はアタリを取りにくくなるので、出来れば避けたい。
船宿で出てくるアサリがフワフワのプクプクだった場合は、自作アミノソルトをかけて水分を飛ばして理想の硬さにしよう。
自作アミノソルト
カワハギに使う他の餌。
イソメ:ザ!万能餌イソメ。イソメでカワハギ釣りに挑んだこともありますが、はっきりいって惨敗。アタリがわかりにくいのと、圧倒的に食いが悪い。堤防からのカワハギでは定番のですが、アサリの餌持ちの良さはハンパないので結果アサリになる。
カラス貝:集魚力が強いと言われているカラス貝。しかしこれもカワハギに取っては格好の餌食。アタリがわからぬままツルテンになってしまう。身が柔らかくついばむ食べ方のカワハギには向かないのだ。
エビ:九州ではエビを生き餌にしたカワハギ船があるほどポピュラーな餌。生き餌なので食いは良いが、やはり餌持ちが悪い。
イカ、青柳など色々チャレンジするも良いが、今のところアサリよりも効率かつコストパフォーマンスに優れたカワハギ餌は存在しません。
★ アサリの剥き方
youtubeより、カワハギ釣り、アサリ剥き
[加筆します。今しばらくお待ちください]
★ アサリの付け方
カワハギの餌付け、アサリの餌付けの仕方、基本のキ、三点付け。
カワハギ釣りの基本餌の付け方である三点付け。餌付けはアタリを明確にする上で最も重要な作業の一つ。しっかりつけて餌を奪われないようにしたいところ。
あさり、写真は解凍したもの
水管に鈎を通します
ひねってベロに鉤を通します
ベロを縫い込んで鈎をしっかりつけます
最後にワタに針先をさして完成
このように丸く付けます
こんな感じ。
素早く三つ付けられるようにすると、手返しが早くなりますよ。
カワハギの釣り方
Benzo撮影、カワハギ釣り動画
いよいよ実釣、カワハギの釣り方
船カワハギ釣りにはいろいろな釣り方があるが、釣果を伸ばすには、色々な釣り方を混ぜて釣ることが大切。常に釣れるパターンは変わり続けるカワハギ釣り。さっきまで釣れていたパターンが、突然通用しなくなり、他の釣り方に移行しないとダメな時が多々ある。常に状況に合わせた釣りをしないと、安定した釣果は望めない。いろいろな釣り方が出来るようになっていないと、様々な地域でのカワハギ釣りを楽しめないのがカワハギ釣り。逆に、釣り方の引き出しが多いと状況変化に簡単に対応出来る。
★ カワハギの釣り方『底トントン』。基本中の基本『聞き釣り』。
一番簡単なカワハギ釣りの釣法に『底トントン』がある。投入してしばらくしたら底をトントンとオモリを散歩させるように動かしながらアタリを待つ方法。カワハギ乗合船は基本的に流し釣りなので、船は風や潮に流され、徐々に移動する。その時1人で同じ所にオモリを着底し続けると、隣のお客さんもしくは他のお客さんとお祭りしてしまう。つまり、底トントンでお祭りを回避する事は時間ロスを少なくする事ができる。カワハギ釣りの大会など凄腕ばかりが集まるとお祭りは一切起こらない、基本の根歩きが出来ているのだ。
底トントンは基本中の基本でありながら、カワハギ釣りの誘いを含んだ素晴らしい釣法でもある。底をトントンする事で『タタキ』と同じアクション。根歩きさせることで広く探れる利点を兼ね備える。そして間を入れて聞き釣り。
まず、カワハギ釣りを始めるなら、この釣法で始めよう。
★ カワハギの釣り方『タタキ』。カワハギ釣りと言ったら、タタキ!
『タタキ』は言わずと知れたカワハギ釣りの誘い方法。個人的には誘いだけでなく、掛ける為に使う技でもある。竿を上下に揺する感じでオモリを底に付けながら仕掛けを振るわせるのが基本。この動作での効果は
1:カワハギを寄せるアピール効果。
2:カワハギだけにエサを喰わせ、外道ふるい落とす効果。
3:カワハギの目の前で焦らして、カワハギの活性を上げる効果。
4:掛け逃し、バラした時に再度呼び寄せる、通称『キテキテタタキ』
この四点が上げられる。
1番の動きはカワハギを釣る為ではないので、大きくアピールを意識して叩くのがポイント。コマセを蒔かないカワハギ釣りだがコマセを蒔くイメージで、カワハギが釣れないときに行うと良い。
大きくアピールする事でカワハギが餌を発見しやすくする。
2番の動きは外道が多いときに行う動き、とにかく叩きまくってベラなどが食べられない動きを出し続けて、少しカワハギが喰える間を入れてやることで釣果を伸ばす釣り方。ポイントは『間』を入れる事。ワッペンが多い時期の回避にも向くので、入れてすぐにツルツルになる状況なら、常にタタキ続けるのもの戦略としてある。
3番の動きはカワハギがいるのだがイマイチ喰いが悪い場合、食べたい餌が動く事で闘争本能に火を付けて、ガッツリ喰わせる方法。2番とあまり変わらないが間の取り方、少し長めにとっても外道が少ないと判断出来たら長めにとって、カワハギを釣上げるアタリを待とう、本当に釣れない時間帯は心が折れそうになるがしぶとく頑張ろう。
4番の動きは釣れたカワハギを惜しくもバラした時に間髪入れず釣る方法。
普通の魚は一回バラすと、もう一回同じエサに喰ってくることは希。しかしカワハギは違う。痛い思いをしても、もう一回残っているエサにアタックしてくるのだ。その時にタタキを入れることでもう一回釣上げられることは多い。これをかけ直しと言う。バレてもすぐに仕掛けを巻き上げないでしぶとく、タタキでもう一回を狙おう。
ただただ、カワハギを釣りたい一心で叩いても仕方がない。自分のイメージした状況に合わせてタタキの幅、スピード、間のタイミングなどを戦略的に行い、カワハギ釣果を上げることは可能だ。
釣れていない人に限って竿が動いていない人が多い。
竿の動きを止めるとその間に餌は無くなり、カワハギに負けてしまう。少しでも良いので動かしながら間を入れて行くのが釣り方の極意。逆に止めることの方が短い。だが状況によっては止まっていた方が釣れることもあるので、状況を判断するのは難しい。
是非叩いて叩いて叩きまくってカワハギを釣って欲しい。
★ カワハギの釣り方『弛ませ』。弛ませて呑ます、極意。
弛ませてカワハギを釣る『弛ませ』。弛ませの効果はエサを食べやすくする事と、カワハギが食べやすい捕食体勢を作ってやる事。横の釣りと言われる代表的な釣り方。
仕掛けがピンと貼らない事で鈎の付いたエサが吸い込みやすくなり、カワハギが掛かりやすくなる。
それと弛ませることでエサが下に下がり、カワハギの捕食体勢である下向きを作りやすくなる。弛ませて少し竿先に違和感を感じたら、竿先を持ち上げて糸を張るとカワハギが掛かっていることが多い。違和感が分からない場合は適当なタイミングで持ち上げると掛かることがあるので一定の時間を区切って合わせを入れるセット釣りで釣ると良い。
★ カワハギの釣り方『タタキ弛ませ』。タタキからの一連の動作。マスターすれば竿頭間違え無し!
王道のタタキの後に弛ませで喰わせる、カワハギ釣りでマスターしたい釣り方。叩く動作で活性を上げてから吸い込み易い弛ませで釣る方法。これが決まると非常に釣果が上がる、上記に記した『タタキ』と『弛ませ』の良いところを合わせた技だからだ。やり方は簡単で叩いてから、糸を送り込んでアタリを待つと言うだけだが、送り込んだ後のアタリを察知するのが非常に分かりづらいがマスターすると釣果が全然違う。
★ カワハギの釣り方 『這わせ』。釣れないときの這わせ。
弛ませを更に前進させたのが『這わせ』。カワハギの捕食体勢である下に向かせる事を意識した釣法である。
這わせ、その釣り方のポイントはゆっくり送り込むこと。ゆっくりでなく急に送り込むと中オモリや集器が突然落ちてしまい。
ハリスに餌がついて上向きである理想の状態にしにくい。逆にゆっくり送り込むと餌は上向きでカワハギの食べやすい捕食体勢を保ったまま餌を這わせることが出来る。
この這わせ、乗合船ではあまり長い時間やると周りの釣り人とお祭りしてしまうので、長くても20秒程度で仕掛けを入れ直して、周りに迷惑を掛けないようにして欲しい釣り方でもある。
★ カワハギの釣り方『ゼロテンション』。繊細に釣上げる、基本パターン。
ゼロテンション。初心者に勧める人もいるが個人的には奥が深い釣り方だと思う。その名の通り、糸の張り具合をテンションが掛からなく、かつ緩める訳でもない状態を保つ釣り方。
まず難しい点としては、うねりが強い時に竿の上下で常に糸の張り具合を保ち続けること。これは凪状態の時は楽なのだが、フィールドの状況が一定であることは少ない。
それとカワハギの掛かりやすい下向きの捕食体勢を演出しにくい。上にいるカワハギが餌を見つけて下にある餌にアタックを掛けるならやりやすいが、横からアタックされたときに反応するまでに時間が掛かる。
ゼロの状態を保ちながら、送り込み、宙の釣りを上手く混ぜて対応してなくてはならず、基本であるがマスターするにはそれなりの練度が必要な釣り方である。
★ カワハギの釣り方『宙釣り』。高く探り、障害物も避ける。
宙を釣る宙釣り。いわゆる『縦の釣り』と言われる釣り方
錘を底から切って釣る釣り方である。釣り方も簡単だが誘い方は非常に難しく、ぼーっとしているとカワハギに餌を全て食べられてしまう。ジッと待つだけの人が多く待っていると、オートマチックで掛かるパターンも多いので待つだけの人もいる。だが、個人的には待つだけだと潮のゆるい時にカワハギにアサリを全てやられる事が多いので、若干動かす方が得策のように思う。
★ カワハギの釣り方『聞き上げ』。空合わせもベテランの技。
聞き上げとは竿を立てたり、リールを一巻きすること。要するに仕掛けを上にあげること。カワハギの活性が高いときは、投入後すぐに飛びつく事もあるので、必ず聞き上げるベテランも多く私も必ず軽く聞き上げるようにしている。私はワンテンポ遅らせてから聞き上げます。空合わせに近いのですが、カワハギには結構有効な技なので必ず行うと良い。
★ カワハギの釣り方『誘い下げ』。これをやらずして釣果は伸びない。
カワハギの捕食体勢はカワハギは口を下に向けて砂に口から出す水圧をかけて餌を探し出し、それをついばむ。
誘い下げとは誘い上げた後に仕掛けを下げることでカワハギの食べやすい捕食体勢を作ってあげて、釣上げる釣法。誘い上げている最中よりも誘い下げている間にアタリは出やすい。誘い下げの基本スピードは「ゆっくりゆっくり」です。誘い上げるときにカワハギだけついて行けるスピードを誘い上げ、その後食べやすいスピードにし、カワハギのアタリを出し、掛けるイメージ。唯々下げても駄目なのでアタリが出たら、ゆっくり聞き上げるのが基本です。これはオススメの釣り方で底トントンと混ぜてやると初心者でも釣果は伸びます。
★ カワハギの釣り方『キャスト』。広く探り釣果を伸ばす。
上手い人が集結するカワハギの競技会。同じ場所を釣っていると潮先にいる人が先にカワハギを釣って、潮後の人々にカワハギが回ってこない。そんな状況を打破できるのがキャスト。
カワハギを広範囲に探る為にカワハギ大会ではよく目にする釣り方だが、普通の乗合船ではあまり目にしない。
ですが釣れなくなると私はよくやります。効果はズバリあります。
ですが注意したいのが根掛かり。錘を投げて底を探るので岩礁に根掛かりする事が多いので場所を見極めてキャストするのが良いでしょう。
それと30mからの深場になるとキャストの意味が薄れてきますので無駄な労力になることが多いのでオススメできません。
みんながキャストする場合は逆に真下を狙ってカワハギを釣上げるのも技ですので、状況によって使い分けると良いでしょう。
ダイワ(Daiwa) 極鋭 カワハギ AIR スピニング 170 912310
距離が出やすいスピニングでキャストする人に人気
★ カワハギ釣りの外道。
釣りに外道は付きもの。しかし上手な人はそんな外道をすり抜け効率良くカワハギを釣上げる。少しでも釣果を伸ばす為には外道のことをよく知る必要がある。
外道ファイルNo.1
シラコダイ
スズキ目 チョウチョウウオ科
なかなかレアなシラコダイ。暖かい海に多く三浦半島相模湾側で結構掛かります。竹岡では少ない印象。アタリ無くぱっくり来る感じ、掛かると平べったい形状なのでカワハギとほぼ同じ引きを楽しめ、引き上げと同時に涙目。食べられるらしいが臭く不味いと評判。釣ったら即、海に投げ込もうね。
外道ファイルNo.2
キュウセン(雄)
スズキ目 ベラ科 カンムリベラ亜科
生息域:北海道南部以南の太平洋沿岸の各地、朝鮮半島、南シナ海
カワハギ外道の代表格、キュウセン。アタリは突然ドンと来たり、ガツガツ乱暴に当たる感じ。カワハギが金属的なら非常に魚的な魚信。掛かった時は終始引くので巻き上げ途中にわかる。カワハギは途中で力が抜けて抵抗がなくなることが多いが、キュウセンは休戦せず反発し続ける。関西では結構食べられるお魚。味は美味しいので持って帰り塩焼きにしても良い。持って帰っても良い魚。
タタキなどの激しい動きには付いてこられないので、叩いて餌を食べられない様するのが回避方法。少しカワハギに食べさせる間を入れて対応する。その他少し棚を上げるのも有効だが、カワハギと生息地域が被るのでタタキで回避する方が良い。
外道ファイルNo.3
イズカサゴ(おにかさご)
カサゴ目フサカサゴ科
生息域:相模湾以南、東シナ海まで
言わずと知れた高級魚、だがカワハギで釣れるのはミニピグモン。小さいのが多い。希に大きいのが釣れる。相模湾でその昔、大物オニカサゴ釣り上げた時に船頭に『5000円』と言われたことがあるのでやっぱり高級なんだなと思った。泳ぎが下手なので素早い動きには付いてこれない。大体食いつくときは投入直後が多く、餌が落ちてきた瞬間にバックリ食らいつく感じ。引きはあまりなく「タコかな」と勘違いする感じだ。この魚もカワハギと生息地域が被るので対処方法が無いがあえて対処するなら『タタキ』等素早い動きと棚を上げる事ぐらい。
外道ファイルNo.4
マダイ(稚魚)
スズキ目タイ科
生息域:北海道南部以南の日本各地、台湾から南シナ海、ニュージーランド
東京湾千葉側で良く掛かるゲスト。サイズが大きいのは警戒心が強いので絶対に掛からない。確実に稚魚。東京湾では20cm以下のマダイは再放流と言うルールがあるので、持って帰って食べないように!ちなみにこれも突然バックリ食べられてしまうので、特にどうすることも出来ないので、無視して釣り続けるしかない。引きはカワハギと瓜二つ。しかし小さいながら鯛特有の三段引きをしっかりしてくる。釣上げた時のガッカリは最上級。
外道ファイルNo.5
トラギス
スズキ目 トラギス科
生息域:関東沿岸から西日本、日本海では新潟以南、朝鮮半島南部、インド洋
トラギス、砂地の外道の王様。トラギスが外道で良く掛かるときは30cmだけオモリを切って釣る。宙の釣りに切り替えるのが定石。オモリから一番目のビーズまでの間隔が広い仕掛けに換える人も多い。アタリは「プルプル」する感じ掛かったら頭を振り、体をくねらせるので一発でわかる。実は大物は結構旨い!シロギスより美味しいと個人的に思うが持って帰る人がいないので結構再放流してます。
外道ファイルNo.6
マサバ
スズキ目サバ科
サバはかなりレアケースで掛かります。釣れないときに棚を探り過ぎると当たってしまうことも、アジ、サバは大体底から5m〜10mを回遊しているのでそこまで仕掛けを上げてはいけません。カワハギはそんな上までいないのです。
外道ファイル番外編 カワハギタックル
特別ゲストのタックル。「あなたの落とした竿は金の竿、それとも銀の竿どちら?」と聞かれたら正直に普通の竿と答えましょう。正直に答えてあなたも竜宮城にGO!
カワハギ 釣り船・船宿
カワハギ乗合船で釣る
★ おすすめカワハギ船宿
カワハギ釣りをするときに迷うのが船宿選び。
前日のカワハギ釣果を各サイトでチェックして一番釣れている船宿に行くのが定石。
だが、混んで満席になり乗れないこともあるから注意が必要だ。それと沢山の人が乗るとお祭りしたり、分け前が減って釣果が落ちることもある。一長一短ですので僕は大体の釣果を見て、その釣り場に行く別の船宿に行く。
★まずは自分で常宿を決めて通おう!
同じ港で常にバラバラの船宿に行くのは無礼なので、一つの港例えば松輪なら最初の内に少し回って自分の気に入った船宿に通うのが良いだろう。
船頭と仲良くなれば色々アドバイスがいただけるし、ポイントカードを導入している船宿が多いからポイントが溜まると一回無料乗船できたりする。
★カワハギの時期に合わせて釣り場を換える
通年でカワハギ船を出しているのは久比里の船宿。なので他がやっていないシーズンは久比里に行くしか無い。
だが10月あたりから松輪港が始まると松輪中心になる、なぜって大きな船で悠々釣れる松輪の船宿が個人的に気に入っているからだ。
それと久比里竹岡だけで釣ってもカワハギ釣りの引き出しが増えない。
だから、他の港にも足を運び違う場所でカワハギ釣りの幅を増やすことを忘れてはいけないだろう。
自分にあったベストなカワハギ船宿を探そう!
★カワハギ船マップ
下のgoogleマップにカワハギ船を出す船宿をまとめたので参考にしてもらいたい。
全国カワハギ乗合船マップ
カワハギの締め方・捌き方 調理
カワハギの締め方・捌き方
★ カワハギの締め方
●カワハギの締め方
魚の締め方で有名なのが『鯖折り』サバの頭を折る締め方。これはサバ、青物には有効だがカワハギには適さない。
それとタイやシーバスなど頭の後にナイフを入れ、尾びれの根本にナイフを入れる方法、氷り〆などいろいろな方法があるが、カワハギに大切なのは『血抜き』である。
初心者のころよく分からなかったのが、『血抜き』と『締め方』の違い。本質は一緒で魚を絶命させることなのだが、他の沖釣りをやっているとよく分からなくなる。
カワハギではあえて『血抜き』と私は呼んでいる。ただ頭の後にナイフを突っ込むだけでは美味しくないからだ。
カワハギの締め方で、頭の後を調理バサミで切る事を薦めている人がいるが、教わった船頭さん曰く、「血抜きは出来ない」とのこと。
●カワハギの臭みの成分
ヌメリ、ウロコ、血。この三つが魚独特の生臭さのもとである。つまりこの三つを取り除くと美味しく魚が食べられる。
カワハギにはヌメリ、ウロコはないし、皮もキレイにとれる。つまり、美味しく食べるには血をいかにキレイに抜くか?に腐心すればよいから、非常に簡単。
また、血は身に残ると血自体が消化酵素を持っているので、身を柔らかく歯ごたえが無いものにしてしまう。
しかし、釣った当日は血抜きをしない方が美味しい場合もある、血の臭いを少しまとった肝はコクがあるのだ、身にもそれほど血は残らない。実際試したが確かに美味い。
しかし二日以降はやはり、きちんと締めたカワハギの方が臭みが無く、美味い。
賛否両論あるが基本は血を抜くパターンなので、血を抜こう。
●これがカワハギの締め方、エラを切る!
ポイントは急所を避け、いかに沢山血を抜くか?その為にはまず、釣った直後に急所ではなく、血管の一番通っているエラを切ることで、締める。
頭の後にナイフを入れると簡単に絶命するが、血は抜けないで体内に止まってしまう。
これがカワハギの締め方、エラを切っての血抜き
また釣って何時間も経つと、カワハギ自体が弱ってしまい、エラを切ったショックで絶命して血抜きが出来ない場合もある。リリースカワハギか?締めるカワハギか?すぐに決めて、躊躇なく締めること、活きが良い間にすぐに締めてやろう。
エラを切ってバケツの中で泳がせると、血がバケツに出てカワハギから血が無くなりその過程でカワハギが絶命する。一番良い方法なのだ。締めるときに肝を傷つけないことも重要である。
ナイフを入れたカワハギをいきなり冷たい氷水に入れてはダメ!寒さで絶命して血抜きが上手く出来ない。
必ず手順を守ること。
締めたカワハギをバケツに入れ、カワハギの血抜きは完成する。
切ったら、血が抜けるまで大体20分を目安に、バケツに入れておくこと。バケツから取り出す時、カワハギが動かなければ完璧だ。
更にカワハギの背骨に沿って、搾るように血を出すと全て抜けるが、そこまでしなくても9割は抜けている。
さらに、通常の締め方である『神経切り』つまり首の根元にナイフを入れるか、カワハギの角を折り完全に締めて、パーフェクトな状態にするのも良いが、通常は血抜きを終えただけでかなり良い状態になっているので、問題はない。
冷えた海水は手を入れると痛いぐらい、キンキンに冷たい。勿論、締めたカワハギもキンキン。
そうしたら、
カワハギを先ほど氷水を作ったクーラーにドボン。コレでOK。
詳しくはカワハギの締め方へ
★ カワハギの捌き方
カワハギの捌き方
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