東京湾トラフグ狙いのえさ政トラフグ乗合船
久しぶりの釣行レポート。昨年9月から仕事で超忙しくなり土日もバリバリに働いていた為、カワハギ釣りはワンシーズン休みました!
仕事をちゃんとやらないで釣りに行っても結果楽しめません、これが持論。
まー、リアルに時間が無かったっす!
今回狙うのは、
トラフグ
東京湾のトラフグは昨年、突如として始まった釣り物。
江戸前の釣りを楽しんでいる人の界隈ではちょっとしたニュースになりました。
手探り状態で、何が正解が分からない未知の釣り。
我々が最も挑みたい要素が満載なのがトラフグ釣りです。
今年は6kgの大物も出たとか!
6kgと言ったら猫一匹ぐらいの大きさ!
むむむ、釣りたいです。
前情報をかき集め、どうやら仕掛けもかなり特殊。初めての釣り物は下準備が大切です。次期は4月の10日間程度。
前日の土曜日は強風で厳しいのでパスし日曜日に釣行決定。
気合いを入れて、新リール シマノ バルケッタ 201HGを投入。
いつもお世話になっている、一郎丸へ。
一郎丸に4時45分到着。
早速、席を取ろうとホワイトボードを見ると、、、、
満席!
マジかーーーーー!
なんと現場に居合わせたお客様に聞くとトラフグは予約制。いつもと違うルールですわ!
リサーチ不足と思い込みで本日中止、来年リベンジか?リールも買ったのに〜。
ここが本日最低のテンション、クッソ凹みます。
釣友キテレツ先生も無言、高速のって浦賀のセブンイレブンで朝ご飯と昼ご飯を買って帰るツアーになってしまうのか?
ふぐ釣りをやっている宿は数が少ない。
まずは電話、地元横浜金沢八景『野毛屋』、、、満席。
完全に諦めムードの中、羽田『えさ政』へTEL。
神降臨!
なんと!予約なしでOK、かつ、「お客さんが着ただけ船を出す!」との江戸っ子な粋な返事を頂き、浦賀から羽田まで車を飛ばします。
生まれも育ちも横浜の私にとって、東京の船宿は初です。『えさ政』の神対応。
ここで宣伝させてください。
江戸前釣りは『えさ政』に行きましょう!
ふぐ釣りは えさ政
です!
車を飛ばすこと、1時間。6時前に『えさ政』到着。
既に2艘が一杯、3艘目に乗船。
色々あったが、7時には出船です。
が、、
多摩川を下ること5分。
船内にアラームが鳴り、船がスローダウン。エンジンルームから焦臭い煙がモクモクと立ち上ります。
船長からのアナウンスが「エンジンオーバーヒートです。船が来ますから乗り換えてください」とのこと、冷却水の水温が下がらないとか。
本日は朝から色々あるな〜。
ベタ凪の多摩川河口、羽田空港を見ながら待つこと10分
「あっパパ見て飛行機、飛行機!」とか、眠くて、幻聴が聞こえてきます。
大きな船宿さんだけあって、仲間が助けに来てくれ、乗り換え現場へ。
高速で飛ばした道のりを逆戻りして行きます。所要時間約1時間。
自分達のリサーチ不足を肌で実感する瞬間がやってきます。
付いた現場が、平作川沖合数キロ。浦賀の真ん前、火力発電所が見える馴染みの場所に到着です。
ここで叫びたい。
「ようやく戻って参りました!」
で、釣り開始。
8時30分、実に起床してから5時間が経過。既に超眠い状態。気を緩むと寝てしまう。
さて、まずは今日使うトラフグ仕掛けを紹介しましょう。
トラフグ仕掛け
こんなトラフグ仕掛けを使います。
鉤は上針と下針、そしてカットウ針のショウサイフグ等と同じ仕掛けのように見えるが、フロロ等噛み切られるハリスは使っていないのが特徴、その為リング付きの鉤を直接繋ぐ形になります。
鉤はえさ持ちがよいケン付きで軸が長い鉤を使用します。
ピアノ線の先にカットウ。カットウ針は小型が混じる時に使い、大物狙いなら鉤に餌つけるパターンでもよし!
だそうです。やったことないので完全、聞いた情報をまとめたモノです。
オモリは20号。丸オモリを使って調節出来るようにしてあります。
さて投入。60mぐらいから10m底を切ります。なぜ10m巻き上げるかというと底にはトラフグはいないとの情報。巻き上げて行き、水面10mまでゆっくり巻き上げて誘います。
基本はこれの繰り返し。
この時訳に立つのが、
今回投入した『シマノ 17’バルケッタ 201 HG』このリールカウンター付きでどんだけラインを出したかが一目でわかり非常に便利。
「ラインのマークみりゃ分かる」との反論がありそうですが、結局60mくらいになるとどれだけ出したか?が分からなくなります。「赤だっけ?オレンジだっけ?」みたいに。かつ今回みたいに睡魔が襲う状態だとなおのこと便利です。
個人的にはこの釣りには釣りを有利に運ぶツールであるのは間違えないです。
Benzoがオススメする買うべきリールNo1です。
竿はタチウオ竿が良いとの話を聞き、今回は俺的万能竿『ダイワ INFEET BJ621XHB』を使います。トラフグの性格は超どう猛。繊細な駆け引きはないと聞いたので、フグ竿やカワハギ竿より弾性がある本調子(73調子)でバラシ対策を優先させる戦略にしました。デカイのきたら釣上げたいし。
では、実釣開始。
この釣りは我慢との勝負の釣り、ひたすらに投入巻き上げ、投入巻き上げを繰り返し、その時を待つ地味な釣りです。
繰り返し誘うこと2時間まったく外道の反応も無く、「この釣り大丈夫か?」的な感覚になってきて、睡魔でグルグル。
一端キャビンで20分仮眠。復活して再投入
すると上から25m付近で変な感触になり竿がしなります、首振りは無く釣れたのか?
キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!
食らいついたトラフグがカットウ位置につけた鉤に刺さっているではないか!
船内一番のり!かなりの優越感、やったーやりました!
これが東京湾のトラフグです。
キレイでしょう!柄が!天然のトラフグ!
からの、、、
4時間30分生体反応なし、エンジントラブルタイム分の延長も虚しく
外道無しで沖上がり。
釣友は1.5KGの大物を仕留め最初から決めていた紳士協定に基づき
半身をずつ交換。
この釣りのポイントは棚。
コマセマダイ船に紛れて釣るので釣ったふぐのお腹にはコマセが一杯。
写真でも確認出来ると思いますがコマセを吐き出しています。
トラフグの性格はどう猛なので、餌を追ってドンドン棚を上がって行くので
底にいることはほぼ無く、今回同船で釣上げた人はみんな水深60mで上から30m〜20mで掛けた感じでした。
棚を広く探る根気の強さが必要です。
自宅に帰り刺身にしましたが、柳包丁で刺身にするのがムズかしい位の弾力でマジ驚きました。
割烹料理屋では生け簀から取り出して刺身にしますが、あんなに薄く刺身にするのは非常に大変。お金取るだけのことはある。
味の方はもちろん格別。
鍋にしたあとの雑炊、刺身が美味しい。
東京湾ではこの時期だけの釣り物、
行く価値あり!だが釣れない確率の方が高い釣り物。
今回は15%程度しか釣れなかった。
覚悟の上行くべし。
あと、フグ釣り初めてのみなさん、魚は帰りに船宿で捌いて安全に食べられますので、チャレンジしてみてください。
かつ行くなら、『えさ政』で。
釣行データ
トラフグ 1尾
日付:2017/04/16
天候:晴れ
海況:1〜2m
風:0m
潮: 大潮
席:左5番
水深:50〜60m
ポイント:観音崎沖
船宿:えさ政 東京都大田区羽田
★使用タックル★
竿:ダイワ INFEET BJ621XHB
リール:シマノ バルケッタ 201HG
オモリ:20〜30号
道糸:PE1号
ハリス:5号90cm
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