ボートイシダイ釣り、三浦へ

ボートイシダイ釣り、三浦へ

磯の王者『石鯛』

釣り人なら誰しも憧れる魚、豪快な引きが楽しめる。
以前、小網代の丸十丸にカワハギを釣りに行ったとき一回だけ釣ったことがあるが片手サイズのシマシマ。
釣ってみたい！

この釣りをやりたがっていたのは釣友でボートオーナーのキテレツ君、
また変な釣りを薦められているなぁ。

しかもボートで！
石鯛は陸っぱりからゴッツイ竿とブラスのガチガチリールで釣ると思いきや、ボートで強化版カワハギタックル＆ダイワバイキング。華奢だけどこれで皆さん釣っているとのこと、スゲー釣りがあるもんだね。

やるなら本気でやるがモットーの私。まずは餌の調達から、、
餌はムラサキイガイ、所謂カラス貝である。

コマセ石鯛と言う釣りが世の中にはあるが、石鯛は成魚で大きくなるとコマセに反応しなくなり、ウニやらサザエ、カラス貝を好むようになる。ウニで釣っても良いのだが餌代がバカにならない。ウニ一つ300円で30個で9000円也、非常に高い。普通に食べたいねウニ。
そこで一般的にはそこら辺で採れるカラス貝を使う。

厄介なのがこのカラス貝。近年東京湾ではカラス貝が取れにくくなったらしい、代わりに牡蠣が岸壁にはこびりついている。牡蠣は船のバラストで各地から運ばれたのか？なんなのか？とにかく牡蠣が多い。

餌探しに行った時、海運関係の方と雑談したのだが昔はカラス貝がロープや船底に着いてしまうので、若い社員でこそぎ取っていたらしいが、今はやっていないとのこと。

やはり減っているのだ。

原因は諸説あるらしいが、東京湾の海水が非常にキレイになったのも原因、二枚貝は少し淀んだところで大きく成長する。あと海水温の上昇、カラス貝は海水温があがると死滅するので、程良く成長する期間が短くなって繁殖を妨げているらしい。

ちなみに東京湾の牡蠣は食べられるらしいが、生で食べるのはやっぱり怖いので猛者の方、食べてみてください。
それでカラス貝探しの旅に出ます、横浜港には小さいサイズしか存在しません。
こんなの、、

石鯛釣りには5cm以上の貝が必要です、黒鯛なら繊維があればグッドサイズ。横浜港は警備が厳しくなって立ち入り禁止の場所が多く、カラス貝探し難航。
昔は夜、港の中に入れたけど、今は逮捕されますので注意！

カラス貝をようやくまとまった量採れる場所を発見。
乱獲防止の為残念ながら場所は秘密。

餌の準備は出来ましたが、竿は今回修理したAグリップに両軸リールでチャレンジ。まだ、専用竿は買ってません、ステファーノ180で挑戦しようと思ったけど60石鯛がきたら竿が折れる可能性も否定出来ない。もの凄い引きらしい。

らしい、、、、妄想です。いつもの様に情報だけはパンパンに詰めて当日を迎えます。
7時出船、最近使った事の無い14号の針に10号フロロカーボン、あまり使わない仕掛けです。場所を探しコマセを打って待ちますがアタリはありません。

キテレツ君「これってムール貝だよね」

俺「あーそうだけど」

スペイン料理でよく見かけるムール貝、白ワインとニンニク等々で酒蒸しにすると最高に旨い！
カラス貝はムラサキイガイ、ムール貝なので食べられます。食べたい猛者は食べて見て下さい、結構旨いらしい！
そんな雑談をしながら一切こないアタリ、釣れるのは外道です。

結構デカイ針でも掛けることは可能なんだね、カワハギ釣りの可能性を発見。
結局アタリは無く納竿、シコイワシ、子サバをお土産に釣って帰りました。
事前の準備に比べアタリは無いし、うーん微妙な釣りそれがボートイシダイ釣り

釣行データ

カサゴ3匹
鯖、シコイワシなど多数。
日付：2014/06/28
天候：曇り
海況：凪
風：1m〜2ｍ南西
潮：大潮
満潮：05:01 and 18:38
干潮：11:29 and 23:50
同行：キテレツ君
水深：7ｍ〜15ｍ
ポイント：三浦半島
ボート：キテレツ所有
★使用タックル★
竿：ダイワ A-グリップ ネライ H180
リール：オリムピック NEW DOHZUKI 300